ごあいさつ
今、飛鳥時代より千三百年以上続いてきた墨付けをはじめ、昔ながらの天然乾燥材木で、手刻みによる木造建築技術を伝承したいという若者は多数おりますが、その若者たちに指導できる大工、工務店が機械化(プレカット)により全国的に数えるほどしかいないのが現状となりました。
私は、このままでは原木から木組み、建前ができる本物の大工を育てることができなくなるのではと危機感を抱いております。
どうか、日本の伝統文化の木造建築を今の若者たちに伝えるためにも、現在頑張っている数少ない手刻みが出来る大工、工務店を応援して頂きたいと思います。
宮大工 飛鳥棟梁