株式会社飛鳥工務店

伝統工法Japanese tradition

伝統工法

それぞれの木の持つ「くせ」を見極め、その「くせ」を活かせる配置をし、日本古来の継手、仕口を施し、その木々を組み上げる。この木組みによる軸組は「貫」と呼ばれる水平部材でつなぎとめられ、ちょうど竹籠のような構造体になっています。様々な方向からの外力を柔軟に受け流す作りです。しかも、その足元は「石場建て」といい自然石の上にその石の形状に合わせて根元に加工を施された柱を乗せただけのもの。必要以上の地震力が加われば、建物が壊れるのではなく、礎石から建物自体がずれ落ちる仕組みです。
大きな力をしなやかに受け流すいたって「和風」な工法。それが日本の伝統工法なのです。

木を見極める(木観秀厳ということ)

天地あり、大地に東西南北あり。
陽の運行があれば山に陽表と陽裏が生じる。峰もあれば谷もある。その山に立つ木々には必ず樹芯があり、木表と木裏がある。その木をひとたび割れば、その割り方によりその木の生い立ちから様々な「くせ」が出る。その「くせ」を見極め納めるべき処に納める。

墨を付け、刻み、そして組む

納めるべき処が定まれば、木には墨が打たれていきます。
木の芯に墨が打たれ、納まるべき高さが記されます。
古来から伝わる仕口、継手が記された墨通りに、墨半幅の精度で刻まれていきます。