数社から合い見積もりを取る方針となり、担当設計士の紹介で知りました。
依頼した理由は、
①見積もりを依頼した業者の中で最も低額であったこと
②それまでの寺社仏閣の工事実績が十分であったこと
③宮大工を含めた社員の年齢構成に幅があり、将来的にもメンテナンス面で安心できること
の３点です。

宮大工の匠の技、こだわりの仕事ぶりに感動の毎日だった。
工事が予定より大幅に遅れ、落慶式が決まっていたので間に合うか心配だった。
間に合わせようと努力してくれているのは解っていたが、夜遅くまでの作業や騒音について近隣住民の感情が心配であった。

これから100年、200年と続く信仰の対象となり、仏教を学ぶ殿堂としての伝統的な工法で建てる木造本堂及び山門の新築工事。
及び周辺の境内整備工事。
特に重視したのは手狭で天井の低かった既存の本堂より広く高い本堂を限られた境内地に建てることでした。
またバリアフリーと参拝者が快適に過ごせる利便性も兼ね揃えた本堂にこだわりました。

匠の技が凝縮した木造本堂の荘厳さに感動している。
構想から10年の大事業であった為、何度も住職と寺族の想いや考えを伝えさせていただいたが、ほばイメージ通りに、それ以上の建物になって良かった。
檀家さんからも「素晴らしい建物」「よく工夫されている」「快適！」等の感想をいただいている。

皆さん、明るく温厚で相談しやすい人柄であった。
質問や相談にも丁寧に対応してくださった。
親方をはじめ「良い物を作りたい」という匠のこだわりが伝わってきた。
現場監督の栗田さんが忙しそうで、きっと多くの仕事を抱え、調整に追われているのが傍目からもわかり体調を崩さないか心配であった。